自分を傍観すると結構気が楽になることを最近発見したので共有していきます。
まず 種類が2つあります。
自分の感情の傍観と、状況の傍観です。
感情の傍観はプラスの感情に、状況の傍観はマイナスの感情に効果があります。(あくまで個人的にはですけど)
感情の傍観
感情の傍観とは何かを説明していくと、例えば何か感情が発生しても「あ、俺今怒ってるな」という感じで「流す」という感覚の事です。
ま、メタ認知ってやつですよね。
これのメリットは、嬉しかったり、怒っていたりする時にどこか冷静な自分を維持できるということです。
それによって感情に任せて変な判断をしづらくなります。
怒りに任せて物を壊したり、詐欺師に褒めちぎられて要らないものを買ったりとかですね。
ただデメリットとしては2点ほどあります。
1個目は悲しさや悔しさなどマイナスの感情に対してはあまり効果が無いという点。
2個目は、嬉しい瞬間に冷めた自分がいるせいで、悪い意味で感情的になれなくなる場合があるという点です。
じゃあ、やり方ですが特に難しいところは無いです。
ただ自分を見るだけですからね。
でも感覚を掴むまでは大変かもしれません。
まぁ感覚的に説明するとこんな感じですか。
1.
A: はい、これ誕生日プレゼント
B: え、良いの?うわこれ前から欲しかった本じゃん。めっちゃうれしいわ!
B: (あ、俺今めっちゃよろこんでるな)
2.
A: Bさんって凄いかっこいいですよね。このルビーの指輪を買ってくれたらもっと好きになっちゃうかも
B: えーマジ?でも結構高いしなー
B: (あれ?今俺すっげー喜んでるじゃん。でもこれに流されて買うというのも...何か違う気がするな)
...的な感じでしょうか。
状況の傍観
さて、状況の傍観ですが、これはマイナスの感情により効果がある気がしています。
簡単に説明すると、まず自分を俯瞰して状況だけをみるという感じです。
そしてその状況からパターンを発見して、さらにそれを演じてみるという感じになればもう大体怖くないです。(あくまで僕個人の体験に基づいています)
言語による説明だと、うまく行かない気がします。
なぜなら自転車の乗り方を言葉だけで教えるような感じがするからです。
なので感覚的に説明していきます。
1.
A: てかBってさ、ほんと糞だよな
C: 確かに(笑)
B: (僕がいて、AとCがいて、それで悪口を言われるという構図か)
B: (つまり、いじめられっこといじめっ子というパターンだな?ならこの場合いじめられっ子の役を演じてみても面白いかもな)
2.
B: (とは思ったものの何も言い返せなかった...)
B: (となると、これは言い返したくても言い返せなかったというパターンか)
B; (このまま悲劇の主人公を演じてみるのも面白いかもな)
何事もマジにならず、自分を俯瞰するという感じです。
個人的には、飄々としている方がかっこいい気がしますし。
感情はそもそもコントロールできない
世間では、何とかマネジメントとか、感情のコントロールとか言われてますが、あれは嘘です。
感情はそもそも自分の意志で発生させているものではないからです。
さて、この文を読んでイラついた人に聞きます。
あなたはイラつく前にイラつこうと意思しましたか?
してないでしょう。感情というのはそう言った性質を持っているのだから、そもそもコントロールできるという考え自体が誤りです。
じゃあ、コントロールできないならどうすれば良いんだ!
と思った人もいるかもしれません。
では、コントロールしなければならない、という感情はどこから湧いてきたのでしょうか。
結局それも感情を抑えようという感情であるということです。
だから傍観をするということです。
だってどんなにつらい事でも、どんなに楽しい事でも、他人事なら大して何も思わないじゃないですか。
家が燃えても、それが他人事ならむしろ面白い見世物だ、と思う人だって多いでしょう。
僕も少し思います。
そういう目で自分も見れればよい、ということです。